賢治作品と花巻の街

恋人同士、ご夫婦で訪ねたいお奨めポイント

 賢治・星めぐりの街「花巻」には、賢治作品には珍しい「恋愛」をテーマにした場所があります。その場所を訪ねて、二人で記念写真を撮ると二人の愛が、その夢がきっとかなうと思います。

1)シグナルとシグナレスの恋

 賢治作品には珍しい「恋愛」をテーマにした作品。軽便鉄道の信号(シグナレス)と東北本線の信号(シグナル)の恋の物語。 シグナルの腕木とシグナレスの腕木が重なるように、その場所で腕を組むと、きっと素敵な恋の旅がはじまります

岩手軽便鉄道花巻駅跡のプレート 岩手軽便鉄道花巻駅跡

「シグナルとシグナレス」岩手軽便鉄道花巻駅跡、花巻駅南ホテルグランシェール花巻横

2)菊池邸で彼に「黄色いリボン」を掛けて

菊池邸

菊池邸:花巻市御田屋町2丁目

 賢治寓話『黒ぶだう』の舞台「菊池 捍(まもる)」邸。この作品には、所有者の菊池捍の関する人間模様が隠されています。

 この作品はヘルパ伯爵の二番目の女の子が、仔牛に「黄色いリボン」を首に掛けて終わります。 このことは菊池捍に佐藤昌介(初代北大総長、男爵、花巻市出身)の二番目の妹「佐藤淑子」が嫁ぐことを暗示させています。

 ここで、愛する旦那様あるいは将来の旦那様に「黄色いリボン」を掛けてあげてください。

3)「白鳥の停車場」のアルビレオ(二重星)の上で「キッス」

 『銀河鉄道の夜』の中で銀河にまたいで羽ばたく「はくちょう座」を北十字と白鳥の停車場として登場させています。はくちょう座のエリアを「白鳥区」と表現して、その先端に「アルビレオ観測所」を登場させています。「アルビレオ」は、はくちょう座の「くちばし」に当たる部分の星で、望遠鏡で見ると実際は2つの星が重なる「二重星」です。

 当協議会では、イギリス海岸バス停前に「白鳥の停車場」をつくり、その停車場の床にはくちょう座をモチーフした図柄を描きだしました。 そして、その図柄の先端は色の違う2つの石を埋め込んだアルビレオがあります。

 「このアルビレオ(二重星)に恋人同士やご夫婦が足を乗せてキッスする」と、二人がきっと幸せになるという願いを込めて当協議会が作ったものです。 イギリス海岸にお寄りの時は、ぜひ白鳥の停車場を訪ねてみてください。

「白鳥の停車場」イギリス海岸バス停 白鳥のモニュメント

「白鳥の停車場」イギリス海岸バス停
花巻市小舟渡237(株)木村設計A・T前

白鳥のモニュメント

銀河鉄道のイラスト
花巻商工会議所 賢治・星めぐりの街づくり推進協議会
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