「賢治・星めぐりの街」：賢治作品クイズ

　宮沢賢治の作品は、当時の花巻に関わる人や事象が隠されています。賢治作品からいろいろそれを推理するのも楽しみです。まず、クイズに挑戦して感じ作品の謎を見つけてみましょう。（文責　米地）

Q1-1：賢治寓話『黒ぶだう』舞台「ベチュラ公爵」邸のモデルの家が花巻にあったと考えられています。その家はどこにあった下からお選びください。

Q1-2：賢治が盛岡高等農林学校に入学するまでの間、浪人生活を送っていました。その場所はどこでしょう。

Q1-3：『シグナルとシグナレス』の舞台となった場所は、当時の花巻にあったことが、作品から推測できます。その場所はどこでしょう。

Q1-4：『めくらぶどうと虹』の舞台となった「四角山」は、花巻にありました。その場所は、どこでしょうか。

Q1-5：『猫の事務所』の舞台は、当時花巻にあった郡役所がモデルといわれています。その郡役所をめぐるある事件を寓話化したものと考えられています。その事件とは何でしょうか。

Q1-6：花巻まつりがモデルといわれる『祭りの晩』に見せものに登場する「空気獣」の正体はなんでしょう。

Q1-7：『銀河鉄道の夜』に登場する「活版所」は、花巻に合った「大正活版所」がモデルと言われています。その活版所は現在もあり、あるお店として使われています。それは何のお店でしょう。

Q1-8：『銀河鉄道の夜』に登場する「白鳥の停車場」は「プリオシン海岸」の近くにあります。銀河鉄道のモデルは、軽便鉄道のイメージにすると白鳥の停車場はどの辺に当たるでしょうか。

Q1-9：『銀河鉄道の夜』に登場する「鳥捕」の男は、ある銀河にある星座のモデルです。その星座はなんでしょう。

Q10：『銀河鉄道の夜』に登場する「燈台看守」はある星座がモデルです。その星座は何でしょう。

Q1-11：『銀河鉄道の夜』で川に入ったカンパネルラの捜索現場は花巻がある場所がモデルです。
その場所はどこでしょう。

〈イーハトヴの呼び名について〉: Q2-1：イーハトヴ、イーハトブ、イーハトーヴ、イーハトーブ、イーハトーヴォ、イーハトーボ等いろいろあるが、どれかに統一できませんか？

Q2-1：できません。賢治自身がさまざまに使っており、作品によって違います。花巻ではイーハトーブとする場合が多いようですが、賢治が最初に用い、断続的に使い続けて使用回数も最も多いイーハトヴを使う人が最近では増えています。
Q2-2：ドリームランドではあるが“理想郷”とは必ずしも言えません。冷害や火山噴火などの災害もあり、人さらいや酒の密造など犯罪も起こり、戦争もあります。
Q2-3：その意味もありますが、北極星を中心に夜空を星がめぐるというのがもともとの意味です。